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サンダー

いつも溶接作業のお供に使用しているコレ

溶接機の手元に3台くらいあって研磨するところに2台くらいあり
営業車にも専用機を積載しています。
砥石を交換するのも面倒なので何台あっても多すぎない。
問題は、この道具の呼び名。
仕入れる時はディスクグラインダーって言いますが、
マキタはなぜか「ジスクグラインダー」と表記。
屋根屋さんは瓦を切るのに使うから「カッター」と呼ぶ方が多い。
でも、大半の業種の方は「サンダー」と呼ぶ。
自分も仕事で使うときは「サンダー」と言います。
どうしてか?
それはバリ取り作業の通称名である「サンダー掛け」に使うから。
もちろんサンダー掛けに使うから「サンダー」と呼ばれるわけではない。
DIYの方は仕上げサンダーと見分けるために「ベビーサンダー」と呼ぶ方がいるが
サンダーの語源は定かではない。
本来のサンダー(sander)は「研磨するもの」と言う意味であり電動研磨機も紙やすりもサンダーである。
でも削り取ったり成型したりするのはサンダーではなくグラインダーになる。
昔は「サンダー」は地元特有の名前だと思っていたら全国的に「サンダー」と呼ばれることが圧倒的に多い。
あくまでも想像であるが、
ディスクグラインダーは戦前のかなり前から鉄工業で使われている。
鉄工所で、グラインダーと言ったらサンダーではなく卓上グラインダーのことを差すため
ディスクグラインダーと言うと名前が長く紛らわしいだけでなく、騒音の中で聞き取りにくい。
逆に紙やすりはサンダーであるが昔から「サンダー」と呼ぶ人はいない。
仕上げサンダーは使わないし鉄工所はベルトサンダーではなく定置型の「ベルトグラインダー」を使うから
「サンダー」と言う言葉は空きになっている。
そのためにサンダーと言った方が何かと便利であるからではないか?と推測される。