従来の逆鏝鑿は、かたさんさまの文面から首切りの上端を斫ると刃先が下に逃げるようである。
今回依頼の方の方法の場合、逃げはないが微調整が効かない。
そこで両面の良いところを寄せたものを作ってみた。
従来の逆鏝鑿のど真ん中にM5のタップを落として下にナットを付けて合計の厚みを約11.5mmとした。
これなら墨残しで斫ってもナットが当たっているから下に逃げないし水平に突ける。
実際は12mm溝なので若干上向きに突けるはずである。
11.5mmが薄いのであれば中心のホーローボルトを出せば12mmでも15mmでも可能である。
実際の作業で使ってみないと評価はいただけませんので、依頼者に発送しました。
評価は、後日頂けるものと信じております。