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職人さんの儲からない理由

昨日、某新聞社の係員が来店した。
要件は政治とネット社会の末端の意見を取るために私が抽出された1名に選ばれたようであった。
20項目ほどの設問に対して用意された解答の中から一番自分に合った答えを選ぶ方式であった。


全部の設問は覚えていないが、第一問は
問:安倍政権に賛同できるか?
1.できる
2.どちらとも言えない
3.できない


と、こんな内容が続いた。


途中の設問で
問:これからの政治に何を期待するか?
の例題解答に10件近くあったが、
内容を大きく分けると
大企業が伸びる政治を期待するか
中小企業も考慮した政治を望むか
それらの労働者を優先した政治を望むか
の内容しかなかった。
もちろん、自分の希望はすべて該当しないので、その他で回答させていただきました。
今までの政治には上記の3つを中心の考えばかりが目立つため
メディアもそのどれに比重を置くかが焦点になっている。


ところが自分を含め当店の取引先のほとんどの方は、上記の3つに属さない
小企業にも満たない零細企業あるいは個人事業主である。
本来は
個人事業主はサラリーマンよりも儲かっているから税金は高めに徴取し、税金の計算も自分で行い、保障も自己資金で行いなさい。
が基本概念になっているようであるが、実際は大企業の孫請けの下で働く高齢の下請け同様
建築に携わる職人さんは元請けにうまく利用されていることが現実である。
これでは職人さんが減っても所得はたいして上がらない。
これからは法的措置も含めて、零細企業や個人事業主のことを
政治家もメディアも見つめなおしてほしいものである。