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今週の問題(改造スライドの修理)

先日、かなり前に特別仕様を施したスライドマルノコの修理依頼が来ました。
元のモデルはC7FSH。もちろん部品補給中止状態です。

190mmチップソーの左傾斜のみのタイプで8寸スライドなんですが、
フロアが切りたい要望があって、ポールを2寸伸ばしてテーブル手前をカットして
ハンドルが干渉しないように軸部分が伸ばしてあります。

依頼者のお父さんが十数年使ってお亡くなりになられ、
息子さんが使おうと思ったらスライドベアリングが動かないためにベアリングのボールが
ポールの上を転がずにスリップして削れてしまい、ベアリングのある向かって左側のポールに
6本の溝が入ってまともに動かない状態。
これを何とかしてほしいとの要望。
このポールは本来圧入(特殊なプレスで入れ込んである)で簡単には抜けないために
当時は専用の治具を作って抜いていましたが、現在その治具は所在不明。

とりあえずベアリング部を抜いてみるとベアリングのブロックそのものが壊滅状態である。


しばらく悩んで、依頼者に電話である方法で打診するとOKを頂いた。
すぐに実行すると問題は収まった。


さて問題です。


今回のスライドマルノコの対処法は一体何だったのでしょうか?


解答は、また来週!