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日立のマルノコをカスタムするが

昨日はメールでマルノコのオーダーがありましたので、早速取り掛かります。


最近お決まりのベベルガイド補強をします。


もちろん日立の場合、平行定規固定レバーの先端を軽い球面に削って
締めこんだ時に定規がズレないようにします。
ベースを分解したので、精度を合わせます。
最初に平行度の確認。
必ず、一番刃の出た位置と刃を半分出した時の両方とも平行が合っている位置に合わせます。
当ブログを見ている方なら理由はわかるでしょう。
最後にベベルガイドが直角の時に刃とベースが直角になるように合わせようとしますが
何かおかしい?
よく見るとベース中央が球面に凹んでいます。

定規を当てると新聞紙が3枚入ります。
3枚の新聞紙の厚みをノギスで測ると約0.15mm。(実際にはもう少し厚いらしい)
これでは直角が出せません。
さらに、ちょうどこの日半年前に同様の理由でベースを交換したマルノコが別件の修理依頼で当店にやってきたので
同様に確認すると

新聞紙1枚も入りません。(いつも間にかクレームだったベース下ブロア通り道がなくなっています。)


営業マンに事情を話し、まともなベースに取り換えていただくようにお話しします。
「これじゃあ、直角が出せないから何とかしないと!」
「何で直角が出せないんですか?」
これではピヨ三郎Zさまが怒るわけですね。