いつも機械の修理はゲーム風に考えています。
そうすると当然勝ち負けがでますから、ヤル気も出ます。
ちなみに完勝は、採算が合って且つお客様が喜んだ時。
惨敗はその逆である。
そこで昨日二日越しのゲームがあった。
先日のリッパの記事の時に本命で依頼された固定定盤自動鉋の修理である。
これは飯田工業のFX541RC。
くしくも、この機械を製造していた愛知県小牧市の飯田工業は中国に工場を移転し
その空いた工場を先日のリッパを製造しているアミテックが使用している。
余談はともかく、依頼内容は、加工材がまともに削れない状況。
原因は送りの1軸が5分割になっているセクショナルゴムローラーの摩耗である。
対策は交換のみ。
交換するにあたり、方法は加工中に使わないリターンローラーを除く3本のゴムロールを交換するが
アセンブリ交換は高額のため、ゴムの巻き替えをする。
普通の巻き替えの場合外したものをゴム工場に送って焼き付けなおしてから送り返していただき
納期の2週間後に取り付けるために2週間ほど使えないため
飯田工業は、対策として巻き替えたローラーの在庫があり
先に修理用のローラーを送っていただき、
交換後、外したローラーを送り返すことにより、巻き替え代のみの請求となる。
見積もりはメーカー工賃の半分以下で見積もって、納期は即納と言うことですぐに発注する。
到着日は7日だったので午後から予定を空けて待っていたが、最近運送便が混在しているようで
いつもなら1時までに来る荷物が2時に来た。
早速現地で取り掛かります。
とにかく順に分解します。
挿入側の1本目がヌケたところ。
残り2本も外します。(一番左はリターン用なので交換しません)
ここで、予期しない問題が発生。
続く