2本目のゴムローラーを外そうと片手がやっと入るスペースで
ローラーの両端のベアリングを下に引っ張っているスプリングを外そうと
Wナットを緩めようと強引に回すとナットが緩まずボルトが折れていた。
同軸の反対側も同様に折れていた。(こちら側は、かろうじて両手が入る)
この軸がなければローラーが材料を押さえないため、削り終わりの鼻落ちが大きく出てしまう。
使用者に確認すると、そのようであったらしい。
とりあえず3本目も抜いて、ゴムを外して
新しいゴムを装着する。
1本目と3本目を挿入したころには職人さんが帰宅される時間なので、本日は終了。
2本目のローラーを持って帰社。
店に戻って、折れ残ったボルトをヌクことを考える。
折れ残ったボルトをよく見ると、スプリングピンが入っていた。
スプリングピンが入っているために、ボルトに身の部分が半分くらいしか残っていないので折れるのは当然だ。
今回は、スプリングピンをヌイて
残ったボルトは都合のいいことに、スプリングピン穴がちょうどマイナス溝になっているので
両側ともマイナスドライバーで簡単に外せた。
ボルトはM10の両ねじなので、代品でM10の全ネジを240mmでカットしたものをWナットを付けて
締めこむだけとし、翌日の朝、続きに向かう。
翌朝、メール注文もあったので、ついでに外したゴムロール15本もまとめて郵便局で発送後、現地に向かう。
午前中にケリを付けたかったが、分解するよりも組み立てる方が結構面倒である。
組付け順も2度ほど間違えてしまい、組んではバラしを2度ほど行いタイムロス。
組立終わったのが正午過ぎだったので、一度帰社昼食。
再度、現地に向かい、最終チェックして、各ローラーおよびチップブレーカー・プレッシャーバーの高さを調整する。
これで試運転すると前後とも鼻落ち無しで綺麗に削れた。
職人さんが感動して頂けたので、今回の長期戦は延長突入したが、何とか勝ち星になったようである。
まだ、この後にリッパーの修理があるが部品が届いてからになる。