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レーザーの補正が効かない

今回はマキタのレーザーの修理です。
症状は補正が効きません。
いわゆる振り子が動かない状態。

とりあえず分解します。
大抵のレーザーは外側のハウジングと本体内部が短い銅線で繋がっているのでコネクタを外してから分解することが多く
今回も同様でした。(長い銅線だと収めたときに余った線が振り子に障害を起こす可能性があるから)
このような場合、よくあるケースとして
・ゴミが振り子の阻害をしている
・中のナットなどの部品が外れて阻害している
・マグネットダンパのメッキが剥がれて阻害している
さて、今回の原因は

地墨点を通すガラスが外れて振り子に当たっていました。
とりあえず、再生します。


接着剤で


貼り付けるだけ。
ちなみにマグネットダンパはこちら

銅板の奥に強力な磁石があり、銅板が揺れる時、磁石を銅板が通過するため
発電機のような原理で銅板の中で磁界が発生します。
その磁界が磁石に引かれようとするために、銅板の揺れが重くなります。
これが振り子を早く止めるための原理になります。
参考http://worldnetter.com/magnet-copper-150804
ちょうどマルノコのブレーキと同じ原理になります。