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自動溝突きの昇降が重い

タイトルの依頼があり、伺います。
機種は三浪工業(後のミナックスですが現在は存在しません)のG600。
送り機の昇降ポールの油が硬化してこびりついているので、削り取ってオイルを塗りますがそれほど変わりません。
昇降ハンドルを回すと異音がするので分解します。

ストレートギヤは異常がなかったんですが、その下にあるベアリングが破損しています。
ベアリングの破損面が下向きになるとストレートギヤが反って昇降が重くなるため
使用者に伝えます。
本当はベアリングを交換すべきですが、送り機そのものをチェンブロックで引き抜かないと取り換えることができないので
今回はパスします。
抜いたハンドル側のウォームギアは摩耗していました。


グリスを塗って多少変わるかと期待しましたが、気持ちいいかな〜程度。
何とか前よりもましかなと終了連絡を入れると
「刃物の昇降も重いんですけど。」

結局下も開けてグリス塗って、
多少気持ちいいかな〜程度。
使いつぶして年貢の納め時にした方がいいような感じでした。
きちんと修理すると中古の整備済みと変わらないくらいかかりそうですから。