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久しぶりの首切マルノコその1

今から、20年以上前だったと思います。
入隅カッターを製作した直後に入隅カッターを買えないから
代わりに首切マルノコ兼用の充電マルノコが欲しいとの要望がありました。
その大工さんの元請けは内装のほとんどが化粧柱の真壁構造で
おまけに筋交いや階段まで化粧。
突き付けが大変なんですね。
かわいそうなのでできる範囲で松下の12Vのマルノコの刃の上のカバーが刃の外側から15mmだったので
フランジ裏に座金を入れて刃物1枚分前に出し刃の裏側から刃の上のカバーまで15mmにし
ベースの出っ張っている部分をカットして刃の裏側から15mm出しにして
見た目は充電マルノコであるが、刃物を床面に伏せると15mm用のフロアの首切りができる構造にしました。


前置きはそれくらいにして一昨日、マキタの充電マルノコを首切り仕様にしてほしいとの連絡がありました。
今回は12mmフロア用のため前回とは条件が違います。
とにかくやってみないと分かりませんので、充電マルノコを送っていただくことにしました。


翌日、マルノコが到着しました。


今回の要望はサブベースに板を付けて12mmフロア首切りにすることである。


こんな感じですが、簡単なことではありません。
まず今回のベースは手持ちの鉄板を使うので厚みが4.5mm。
刃物の厚みが約1.5mm。
と言うことは12mmの首切りをするために刃物から鉄板まで6mm以内にしないといけない。
現実は切断時に若干刃が振れるのと切断中に機械が上下に揺れるので、最低でも、もう1mm狭くしないといけない。
そのため、干渉するところは安全面を無視してでも外さなければいけない。

このあたりは依頼者の了解を取ってあります。


続く