タイトルのスライドマルノコに修理依頼です。
症状は「真っすぐに切れない」とのこと。
状況を確認します。
まず、背中の定規の通りに問題がないか?
中央に隙間があるのでNGです。
これでは切り終わると「バーン!」となります。
次にスライドのガタつきの確認。
カメラマンの人間性がブレておりますので分かりませんが、実際にはガタがあり過ぎです。
よく見るとガタつきを止めるボルトがありません。
ですので、ここにホーローボルトを入れてこれ以上締めると、スライドが重くなる寸前まで締めます。
C6RSHCの初期のころはこのボルトがなかったような気がするんですが
分解図を見るとボルトが入っているものしかなく、
日立の営業に問い合わせてもボルトの存在すら理解しておりません。
C7RSHCの場合はこのボルトがありません。
その代わり上のポールにもボールブッシュ(筒型ベアリング)が入っています。
ボールブッシュは使えばガタが出ますが木工用のスライドに限っては
埃が入って重くなるためガタが出ないことが多いですが、それをさらに過ぎると
ポールが摩耗してガタが出ます。
ですから個人的にはガタつき止めのボルトは必須と思います。
続く