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日立セーバーソー湾曲刃の秘密

現在配管工の方に圧倒的に売れている日立のセーバソー刃。
配管工の方々が口をそろえて「これでないと切れない」と言われています。
※マキタはレシプロソーで一般はセーバーソーですが日立は何故か「セーバソー」と表記します。


特徴は刃が真っすぐではなく湾曲しています。
湾曲すると刃を引くときに刃が被切断材に当たる位置が変わるために刃が食いつきやすくなり、滑らずに切れることになります。
手鋸で言うと真っすぐに引くよりもへの字に引いた方が切れやすいのと同じ効果があると思いますが
これだけで革新的に切れるとは言い難いような気がしませんか?


実はこの刃は某セーバーソー刃メーカーで作られていますが日立独占で販売していますので市販にはございません。
一時期、色を変えて市販品を販売していましたが、日立からクレームが入り廃盤となっています。


切れる理由として見た目の効果が大きいので


ご指名を受けやすいですが、湾曲の形に隠れて少し刃を変えています。

従来のセーバーソーの刃は手で切る金鋸刃の1インチ(25.4mm)当たり24山と同じものがダクト管を切るような薄物用で、
一番売れていた18山は水道管用として使われていました。
その上に14山もありましたが、「粗すぎて使いづらい」と見た目で敬遠されていました。
しかし湾曲刃はその14山を使用しています。
本当は水道管くらいの厚みならもっと粗い方が早く切れると思うんですが・・・。


手鋸にしてもチップソーにしても粗い刃へのご理解をお願いします。
また「切れる」と言う言葉を裸で使わないでほしいです。
細かい刃=綺麗に切れるが、早く切れずに長切れしない。
粗い刃=綺麗に切れないが、早く切れて、その状態が長続きする。
自発的に言われる「切れる」は「調子がいい」と同意語と思います。
「調子がいい」と言われたら誤解を招きませんが、「切れる」と言われたらご注意願います。