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インパクト始動トルク その2

実は、オイルパルスインパクト(マキタはソフトインパクト)だけは始動トルクが可変式になっています。
「オイルパルスドライバーは油圧式だ!」
と言われる方がみえますが、とても油圧式と言われると少し解釈は微妙になりますが
原理は以前の画像のような感じになります。

この方式の場合、回転速度が速ければ速いほど始動トルクが大きくなります。
逆に超スローで回すと丁番の木ネジも締めきれないくらい弱い打撃で回りますので
速度調整の加減で丁度良い締め方をコントロールすることができます。


実は、オイルパルス方式以外にも回転速度の応じて始動トルクの変えられる方法があります。
それはエアインパクトドライバのハンマーになります。
エアドライバーのハンマーは世の中に充電式インパクトドライバーが発売される前から存在しており
現在も形を変えておりません。
日立工機が世界初の充電式インパクトドライバを発売したわけですが
インパクトドライバと言う大きい枠にすれば世界初ではありませんでした。


エアインパクトドライバーのハンマーは、オイルパルスに似ています。
違うところはオイルを使っていないというところと叩いている部分があるということくらいでしょう。
エアインパクトの場合エアモーターの速度を超スローにするとモーターのタービンが回らないために
この特性が活かせませんでした。
このエアインパクト式のハンマーが今後の新型充電インパクトに活かされるかもしれません。
ただ、欠点もありまして・・・・ハンマーの摩耗が早く、ある程度使うと打撃がかなり弱くなります。
逆にそれがメリットだったりして・・・。


それでは、また!