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先週の解答(マルノコフック)

早速ですが、先週の解答になります。


先週の問題は



オリジナルのマルノコフックの経費を抑える方法とはいったいどんな方法でしょうか?


でした。


すでに正解を頂いておりますがステン羽根定規を作る際に出る端材で製作しております。
素材であるステンレスフラットバーは定尺4m。
ほとんど300mmと600mmなので最後の100mmが端材となります。
タッカのフックなら作れますが、今時そのようなものが欲しいと言う依頼はありませんので
ステンレスフラットバーを3600mmだけ使って約400mm残し、その真半分の約200mmで作っています。
これでゴミは出ません。


先日のゴミから出てきたものの詳細もご説明します。
一個目

これは昔たまに作らされていた3分ボルト。
一見、普通のメガネボルトであるが、裏返すと

これは和室の鴨居上に使う大貫(正式名称ではなかったら訂正願います)をかな面の2面で引く際、
反対側かね面が化粧で穴が開けられない時に使うメガネボルトです。
もちろん片面のみ使い、もう一面は全ねじを使います。


二個目

これは過去記事に取り上げたことがあったような気がする。
雄ネジ側はM16で、木ネジ側は12mmのコーチスクリューのネジ部分を溶接してあります。
良い子は真似をしないでください。
何に使うか?分かりますよね。
これはホールダウンのアンカーを忘れたときに土台に18mm穴を30mm程度の深さで開けて
このスクリュー側を締めこんでホールダウンの代わりに使うものと思われます。
もちろん正式なホールダウンとしては認められませんので、決まった強度が必要な時は使ってはいけません。


三個目


これは一見普通のM16の高ナットですが、裏返すと


反対側はM12のメネジになっています。
これも2個目のボルトと同じ目的のように見えますが
その昔、土台のアンカーボルトを利用して3m強のM16の全ねじで胴差を柱のすぐ横に入れて
ホールダウンの代用(厳密にはホールダウンが普及されていなかったころなので空気を読んでください)として
使う予定の高ナットでした。
実際に使った物件は見たことがありません。
ただアンカーを5分にして両ねじや全ねじも5分で胴差を引っ張った物件はかなり見ましたが、
他の地区で、このような使用例はございませんか?