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老眼は最大の敵

今回の対戦相手はこちら。

日立のバンドソーである。
症状は

定規を左右に動かす右側のラックギヤのボルトが折損して外れている。

しかし、折れ残った3本のボルトはツラよりも奥で折れ込んでいる。
この場合、ネジサウルスは全く意味をなさない。
得意のタガネも使いづらい。
と言うことでいきなり最終手段のエキストラクタ―を使う。
そもそも折れ込んだボルトを抜く方法は「これだ!」と言う方法はない。
こんな話をするとすぐに
「これを使えば抜ける!」とか「こうすれば簡単!」とか言われる方がみえますが
そんな言い方は無責任な言い方であり、正確には「やってみないと分からない」と言わなければいけない。
また、万が一抜けなかった時の対策も考えた上の行動をとらなければいけない。
今回の奥の手は「別の箇所に穴を開けてネジ立てして止める。」方法を用意したが
結構手間が掛かるので、これは回避したい。
今回のエキストラクタ―を使う場合、折れ込んだボルトの中心に2.8mmの下穴を開けるわけであるが、
明るい入り口が逆光になってネジの頭が見えない。
扉を開けると余計に見づらいので、扉を半分締めて、照明を付けて老眼鏡をしてもまだ見えない。
もう一つ度の強い老眼鏡にして、やっとネジの頭が見えたら切断面の中心が膨らんでいる。
尖ったところには鉄工ドリルの穴の芯が出ない。
センターポンチで叩いてドリルを当ててみたが、1本目は何とかほぼ中心に開いたが
2本目はかなりズレた。
そのズレた中心にエキストラクターを入れて回すと途中で先端が折れてご臨終。
残りは小さなマイナスドライバーを突っ込んで強引に回すと気持ちよくヌケた。


最後の1本はドリルで穴をあけようとすると、刃先が食いついて折れ込んだボルトが1cmくらい奥に突き当たった。
これは「取れないどうしよう?」ではなく「ラッキー!」である。
メネジ深さが1cmもあれば今回のラックギアを取り付けるに十分である。

これで取付完了!と思ったら問題が。
左のラックギアを目違いを起こしており定規が右側に来ない。
こんな時は目違い分の厚みのワッシャを入れるだけ