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ネット販売が安い理由

今回の内容は業界からクレームが出そうですがギリギリのラインでのお話になります。
そのため、コメントでの質問は答えられないケースも出てくると思いますのでご了承願います。
また掲載できないようなコメントの場合、UPを控えさせていただきますのでご了解願います。


このブログを閲覧されている方のほとんどがネット価格をチェックされていると思います。
ネット価格はそこそこ販売されているところであれば、ほとんど大きな価格差はありません。
普通の販売店の売価よりも1割くらいお値打ちになっています。
そして量販店と呼ばれる店舗を持って店頭売りしている販売店がその中間の価格となっています。


昔からたまに聞かれますが
「お前のとこはマキタの掛け率はいくらだ?」
電動工具やエア工具の基本仕切りはおおよそ決まっていますが
サッシや流し台と違い実際の原価はそれをまとめて仕入れたり月額の値引きを頂いたりして
その分を値引きに回していますので、商品ごとに原価が違います。
また同じ商品でも買う量によって原価が違います。
ですから「掛け率はいくら?」と聞かれてもお答えできません。


しかし、ネットショップや量販店では掛け率を一律で販売されているケースが多くなっています。
どうしてか?
これは、ネットショップや量販店にはボーダーラインの価格があります。
これが定価の掛け率になっています。
個々のショップが
「これより安く販売しない代わりにこれより他店が安く売るとメーカーにクレームを付ける。」
金額になっているようです。
決してメーカーが決めているわけではありません。
(メーカーが決めると法に触れます)


それと、稀にメーカーの商品でも原価設定の高い機種もあります。
ネットショップや量販店はそのような商品は掲載や展示しません。


逆に値引きの大きい商品もあります。
買い方によっては当店の展示会の価格の方がネットショップよりも安くなるケースが多いです。
まとめて購入したい場合なら、ネットショップや量販店ではなく
お近くのそれなりに力のある販売店でメーカー担当を含めた交渉をして購入してください。
きっとネットショップよりも安い価格が出ると思います。
それだけでなく、トラブルがあっても現場に来てくれたり、すぐに対処してくれたり
購入後のメリットがはるかに大きいですから。


ネットショップは利益のほとんど取れない商品とそこそこ利益の取れる商品が混在しています。
ネットショップで利益が出ているショップは1割未満と言われています。
量販店に関しては電動工具は経費を引くとどこも赤字らしいです。
でも「安い!」と言うイメージを植え付けるためにも赤字販売しなければいけないのでしょう。
売店同士は生きるか死ぬかの競争です。
市場に必要とされるところが残ると思って明日からも頑張ります!