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今週の問題(ボツになった自在錐)

先日、自在錐を見ていたお客様が

「これって研げないの?」
「いや研げることは研げますが、研ぎが必要なくらい摩耗すると摩耗が激しすぎるために研磨してもあまり切れないので刃先だけ交換されることがほとんどです。」
大昔は1枚刃が売れていました。
当時は「2枚の刃の位置を合わせるのが面倒だから」と言われることが多かったです。
それが2枚刃になり、1枚刃よりも手を取られにくくなりました。
やがて3枚刃や4枚刃が出ましたが価格の問題であまり売れません。
2枚刃はドリル本体が左右に倒れますが3枚刃以上になればドリルが安定するために
手を取られる確率がほとんどなくなります。
ところでかなり前に2枚刃で刃先の形状を変えて手を取られないものを考えて
試作してお客様に使っていただいたところ、
「確かに一度も手を取られていないから良いかもしれん。」
との微妙な回答。
この件をカンザワやスターエムの営業マンに伝えましたが、どちらも意味を上司に理解して頂けずボツになったようです。

さて問題です。


当店が試作した自在錐の刃先はどんな形状だったのでしょうか?


解答は、また来週!


ヒントは
・純正品を数分で加工できること。