日立の高圧釘打機特有の修理の一例です。
今回はヘッド付近より激しいエア漏れの場合。
赤丸部分から激しいエア漏れがあります。ここで
「パッキンが悪い。」
と言ったら修理をしない方。
パッキンと言うと広く言えばエアを止めている部分であるが、
もし「エアを止めている部分が悪い、」と言ったら間違っていないが
エアを止めている部分が悪い=エア漏れ
であるから原因を推測したわけでもないし悪い箇所を特定したわけでもなく、ただ言い方を変えただけ。
修理をするものが「パッキン」と言うと常にエア止めている部分で
エアを開閉する部分はパッキンではなくバルブである。
水道の蛇口で言えば、シールテープを巻くところがパッキンで
コックはバルブでありパッキンではない。
話は脱線しましたが、今回のエア漏れの箇所は黒いカバーがあるために
どこから漏れているか分かりづらいのでカバーを外す。
この小さな穴から激しく漏れている。
この穴は、トリガバルブの余ったエアを抜く穴である。
決して余った〇〇をヌク穴ではない。
その根源を出すのにマガジン外して、ノーズも外してコンタクトも外して
ようやくトリガバルブに辿り着きます。
さらにトリガバルブを抜いてピンを2本抜くと分解できます。
このトリガステムのOリングが原因です。
10年も使わないうちにある日突然切れますので、在庫を切らさないようにこの日も発注しました。