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インパクトドライバーのニードルべアリングは

インパクトドライバ修理の依頼がありました。
代替(だいたい)機が必要と言うことで現場まで修理用のインパクトドライバ本体のみを持って
修理品を受け取ってきました。

今回は「あるある」的な修理。
この機種(TD170D)からアンビル(主軸)に軟らかい合金製のメタルではなく
摩耗しない鋼製のニードルベアリングに代わってガタツキが解消された予定だったんですが
現実は、違うようであります。
交換の仕方は、まずハウジングを分解し


ハンマーのブロックを取り出して、ブロックのモーター側の六角をバイスで固定して
(上下逆にするとモーター側の六角が舐めてしまいます)
主軸側の六角を時計回りに回すと外れるはずですが、

これが固くて取れません。
強引にイッテしまうと「壊れちゃう!」
なので毎回火あぶりの刑にしております。


ネジがロックしている部分は雌と雄が逆方向にきつく絡まっていますので
炙ることによりビックリして離れます。(嘘です。本当は癒着が解けるのと外周が膨張して緩むことの相乗効果です)


これで分解しニードルベアリングは最後にモンキーで回したハンマーケースとアセンブリになっているので
これを交換し、そこに接触している部分の主軸も摩耗していれば両方交換します。
そもそもニードル(ベアリング外周にたくさんある棒状のもの)そのものは傷みませんが、
ニードルを受けている金具部分が弱いので、その部分にガタが出たり
ニードルが外れたりしますので、個人的には元のメタルの方が良いような気がするんですが・・・。