昨日も宅配便で修理依頼が届きました。
そもそも当店はメーカーではないので
直さなければいけないと言う責任はありません。
当店で販売したものであれば話は別ですが
宅配便の修理は地元の販売店に出したくない理由があって
こちらの届けられるわけですが
当店としては、できる範囲で対応しますが
常に往復運賃分は安く行いたいと思いながら
必要なところだけ交換し、替えなくても良い部分は
温存したいと思って行います。
修理後は正常に動作するか確認してから返送しますが
運が悪いと、症状が再発したり、別のトラブルが起こることもあります。
再修理の場合はさらに往復運賃が掛かります。
そのあたりをご考慮の上、修理を依頼願います。
クレーマー系の方は決して修理を出さないでください。
話を戻し、今回の修理依頼品はMAXのCN450S。
すでに部品補給中止の機種になります。
症状は針金連結の釘だけ2本出て詰まるとのこと。
2本出る時の原因は2つ。
一つ目は送った釘をピストンが打ちそこなって空打ちするが
そのまま次の釘を送ってしまう場合。
この場合は詰まる直前が空打ちになるのでチェックすれば分かります。
今回は詰まる直前は正常に打てましたのでもう一つのパターン。
その二つ目の原因は釘を一度に2本送ってしまうこと。
どうして2本送ってしまうのか?
まず釘を装填した直後。
この状態であれば正常に打てます。
この状態で1発打った直後
2本送ってしまっています。
このまま打てば間違いなく詰まるでしょう。
原因は釘の奥に見える送り爪が正常な時は釘1本分からで退避してから
釘を拾って一本分送るんですが
今回は釘を送るフィードピストンが退避するときに行き止まりにしている
バンパが破損しており
厚みが薄くなったうえに”死にしろ”も大きくなったために
送り爪の退避量が釘一本分近く大きくなったために
釘2本分退避してから釘を送ってしまい、
結果として釘2本同時に打って詰まっていました。
もちろん対処法は正規の部品に交換します。
交換したら問題なく1ロール打てました。