「ちんちんが折れた!」
と持ち込まれた釘打機。
中身のちんちんを取り出すと
確かに中で折れています。
部品を手配して新品を挿入しようとしましたが、
穴が痙攣して入らない?
力づくで叩き込むと入るには入るが、リターン不良は必至である。
原因を確認する。
折れたちんちんが短くなったために穴から抜けてしまい、
そのまま打ち込んでしまったために穴の縁を叩いてしまい、
穴の内径がわずかに小さくなっていた。
マキタなら部品交換するがこの部品は2万円前後するので、
簡単に「取り替えます」とは言えません。
これを見せるとN90非対応の釘打機の時にさんざん言われましたが
「鉄工ドリルで広げれば?」
それは絶対無理です。
鉄工ドリルは軟鉄しか歯が立ちません。
実際に行えばドリルの刃が摩耗するか折れます。
「じゃあヤスリで削れば?」
たぶんダメだろうと思いながら実験しましたが、やはり歯が立ちません。
発射口は鍛造品で強烈なピストンの打撃に耐えられる高度なので
鉄工ヤスリでも刃が食い込まないので歯が立ちません。
そこで最後の手段。
ダイヤモンドヤスリを使う。
削れ方が遅いが刃が立つ。
※注:刃が立つ=刃物が役に立つ:歯が立たない=太刀打ちできない
これで組み立て試運転するともちろん合格でした。