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平成の思い違い語録

新たなる元号を迎え、これからも変わらなくてはいけないこの業界。

平成の初めごろまでは地場の親方大工さんが張っていましたが

今では、ほとんどの方が一社会人として溶け込んだような気がします。

そんな平成に何度も否定され続けた会話を思い出しました。

 

20mのコードリールを見て

「これはモノがいいのか?」

「コンセントが6個あるだけではなく、太いコードで且つ長さを20mと短くしてありますので、電圧が落ちにくくコードの持ちがよくなります。」

「別に30mあった方が良いじゃないか。」

「造作で20mあれば十分でしょ?」

「確かに十分だけど、使うかもしれんし、使う分だけ出すだけだから。」

「20mにした理由はコードリールは全部出して使う前提ですから、半分残して使うのは電圧は下がるし、コードを巻いた中心部の熱が冷めないのでコードが溶ける原因になります。」

 

出始めのクリップ蛍光灯を見て

「これ電球よりも明るいのか?」

「200Wの電球よりは若干暗いです。」

「じゃあ、なんでこれを売るんだ?」

「電気を食いませんから。」

すると大きな声で

「電気代は関係ない!」

「そう言う意味ではなくて、ブレーカーが飛びにくいということです。」

(ここまでくると聞く耳を持たない方がおられます。)

 

 

とにかく当店のような販売店はお客様が欲しいものを人から買うところ。

展示されているものを自分で選ぶと問題があれば選んだお客様の責任。

ネットショップで間違ってタップあるいはクリックして注文しても

お客様の責任。

 

でも当店のような販売店はお客様が間違って選んでも不具合があると

問題を言わなかった販売店の責任。

少々価格が高くても長い目で見れば安い買い物になる。

買う時だけ目の前の価格で判断されがちですが、

それを買い手以上に売り手の認識が薄い。

儲からないから手を抜いたりせずに、

原価+手間代の売価で理解を求めなければいけないことは

令和にも続けていかなければいけない課題である。

 

今後も以下の言葉はできる限り使わないようにする。

・「モノが良い」

・「優れモノ」

・「調子が良い」