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ブレーカーを入れる時は

昨日の朝、GW前に加工中、手押カンナに指を突っ込んでしまった大工さんがみえた。

病院に抜糸に行った帰りだったようで

「怖くて手押しが使えないので直角二面を入れたいんだけど。」

との相談。

新品は常盤が唯一受注生産で、他社はすべて廃盤。

中古ならそこそこ流通しているが、数年前にその方の依頼で奥さんの実家に入れた

直角二面が遊んでいる模様なので、そちらを打診するかの相談に至った。

木工機械の納品業者に依頼すると15万円くらいは掛かるので

値打ちに移動する方法も含め、これからの予定となるでしょう。

いずれにしても機械を使う以上、怪我はつきもの。

より安全な手段を講じるべきでしょう。

 

 

そんな午後、バンドソーの研磨依頼があるから寄ってほしいとの依頼されたところから

「バンドソーのスイッチが入らんくなっちゃったので見て!」

との依頼。

現地に着いてスイッチを入れても動かない。

配線が増設のオンパレード状態でどれがどのブレーカーか分からない。

仕方がないので、コードを順に辿ると

ブレーカーではなく三相コンセントのプラグ至った。

コンセントを入れなおしてもバンドソーは起動しない。

そこに職人さんがみえたので伺うと

「俺は知らん。」

怪しいブレーカーはすべてONになっている。

コンセントをテスターで測ると”0V”電気が来ていない。

さらにコードを遡ると死角にもう一つブレーカーがあり、

そのブレーカーが飛んでいた。

これだ!

ここで注意。

この場合、そのままブレーカーを入れてはいけない。

近くに人が見える場合は必ず周りの人に聞こえるように

「ブレーカー入れます!」

万が一、刃や駆動部に触っていると即事故になります。

「ブレーカーを入れます!」と言われたら

条件反射的に危険領域から離れようとするので事故が防げます。

実際に今から40年くらい前に起こったことですが

作業中にバンドソーが止まってしまい、複数の大工さんがバンドソーを見ていた時に

別の大工さんがコンセントが抜けているのに気が付いてそのまま差したら

別の大工さんの人差し指が飛んでしまい、

その大工さんの人差し指を見るたびにその聞いた話を思い出して直視できませんでした。

最近は車が人をはねたり、飛行機が炎上したり

悲しい事故が続いています。

明日は、我が身です。

より安全な方法を優先しましょう。