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研磨機粗砥石交換

子供の頃、隣の水道屋さんの口癖で

「俺は貰えるもんは”ばんげしま”の葬式でも貰う。」

”ばんげしま”の正式な意味が未だに分からず昨年亡くなられましたが

母の話では”ばんげしま”は”晩気仕舞”(夜の片づけ時)と言う意味ではないか。

とのことでした。

仕事が終わってキリを付けなければいけない時の沙汰でも頂くと言うくらい

迷惑なことであろうと頂けるものは何でも頂くと言う意味らしい。

 

そんな感じで、当店も仕事の依頼は可能な限り頂く。

今回は研磨機の粗砥石の交換依頼。

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粗砥石が小さくなりすぎて、鎬角が鈍いから替えてほしいとのこと。

実は研磨機の粗砥石は切削能力を上げるために粒子が大きいだけでなく

空気層が多く、脆いために、ボンドを固めで繊維質の多いような感じで

砥石カバーの中に砥クソが溜まってそのまま砥石を交換すると

砥クソが邪魔してカバーが被らない。

そこで交換時にカバーの内部を綺麗にする。

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知恵の輪状態の中からカバーを外して

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砥石を交換して

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カバーの中の固まった砥クソを斫ってかき出す。

今回はそれほど固まっていなかったので楽だったが酷いとタガネが無いと取れない。

これで綺麗になりました。

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しかし、砥石が大きくなったために外すときは外れたカバーが元に戻らず

結局上部の枠を外して付けた。

こんなことなら最初から外すべきだった。反省・・・