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同寸ってどうすんの?

昨日のコメントでマキタの新型18Vスライドが同寸切断できるか?

との問い合わせがありましたが、現物を確認していませんので、

マキタの営業マンに問い合わせるべきですが

理解できていない可能性が高いので所長に問い合わせました。

今のマキタの所長はお父さんもお兄さんも大工さん。

しかも、自分が昔お世話になった方。

昨日も偶然、所長のお父さんの弟弟子のところに伺ったら

「よっちゃん(所長のお父さん)は腕がいい。鉋はみんな自分で台を打って良い鉋屑を出していたぞ。」

とのこと。

なので所長に

「今度発売する18Vのスライドって同寸切断になっていますか?」

もちろん理解できておりましたが、同寸切断に関しては元祖の旧日立も

未だに表向きにしたことがない。

そもそも元祖の日立が考案した同寸は

原理そのものは軸傾斜芯をベース面よりも約0.4mm上げただけのもの。

それによって90度でカットする鋸左位置と45度でカットする鋸左位置が同じになりますが、

考案者の話では角先を合わせることが目的ではなく、

定寸定規を使う時に45度でも90度でも長さが変わらないことを目的としたらしい。

でも、そんな作業ってあるんでしょうか?

カタログや営業テキストを作る方が意味が理解できなかったためか

未だに同寸カットの可否をカタログにも説明書にも載っていないし

営業マンの口からそのような話を聞いたことがない。

ですから、今回の記事を見た営業マンや販売店は改めて理解して頂きたい。

当然ながら理解されている大工さんには一人でも多くの売り手に理解を求めてほしいです。

決められたメーカーの謳い文句が嫌いな販売店の話でした。