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明日のネタ

明日は全国的に祝日ではあるがお膝元のトヨタ関連の工場は普通に動いている。

建築業界も言うまでもなく普通に動いている。

だから当店も普通に営業しているが、

仕入れ先の問屋やメーカーはすべて休業。

そのために、販売店が営業すれば済むことであるが

その肝心な販売店が当たり前のように休んでいるところがある。

恐縮して休むならともかく、そんなところに限って

「お客さん来ないから。」とか

「メーカーが休みだから。」と言い訳して休んでいると言うことを耳にする。

明日は敬老の日で、町内会の敬老のお祝いを配る日のため

午前中、仕事を抜けて赤飯と敬老金の配布をします。

また、今年初めて行う総会の下話もしないといけません。

そんなことで明日の某冊子の取材を午後にしていただきました。

冊子は職人さん向けのもののようなので、

職人さんのためになるお話が良いのではないかと勝手な推測をしております。

職人さんのことは以前から何度も触れていますが、

夏の暑い日も冬の寒い日も雨の降る日も

危険と隣り合わせで安い単価で死ぬほど働いています。

だから、大工さんは自分の子が「大工になる」と言うと大抵反対する。

そのために現在大工さんの60歳以上がほぼ半数と言われています。

このままでは5年後くらいに3割くらい大工さんが減少し

10年後には50%近くになるようである。

こんな状況になったら、日本の建築工事は間に合わなくなります。

「工場生産に代わるんじゃないの?」

とも言われますが、2x4パネル方式なら現場の工事手間が2/3くらいになるようですが

この程度では、まだまだなのでユニット住宅にすれば?

とも言われますが、ユニット住宅は工場で大工さんが組んでいるらしい。

しかも問題なのは運送コスト。

チャーター車十数台貸切なので、在来工法一軒分の大工さんの手間よりも高いらしい。

これではコストダウンにならない。

工場大工さんを正社員で賄うと大工手間が浮くが、正社員が工事すると

安全講習とか打ち合わせも給料が付くし

消耗品はすべて会社持ちなので、

手間請け工場大工さんを頼むコストの倍以上掛かるらしい。

結局結論は正社員で作ろうとするよりも外注の職人さんの方が

間違えても責任を取ってくれる保険付きで半額以下でできるから

現行の方式を変えられない。

某ゼネコンが大工さんを大勢育ててその大工さんで工事を続けている会社があるが

それは坪単価の高い希少な物件専門だから成り立っている。

こんな状況だから職人さんは欲しい道具もなかなか買えない。

「職人さんが減ってくれば、単価が上がるんじゃないの?」

と言う声もたまに聴くが、その中そんなに甘くない。

60代の大工さんに「単価が1.5倍に上がったら余分に働きますか?」と聞くと

「逆に3割働きを減らしても手取りが同じだから働かなくなりますね。」

これが本音でしょう。

元請けは少しでも多くの仕事をこなしてほしいのに単価を上げて作業量が減ったら

とんだ思惑違いである。だから単価を上げても大きな効果は見込めない。

 

まだまだ言いたいことはありますが、今日はここまで。