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MAXの高圧コンプレッサー以外の耐久性に問題がある理由

電動工具はどこが良い?」

と聞かれたとき、メーカー名を言うことはまずありません。

機種ごとに違うのにメーカーで良し悪しを判断することは

出来るわけがありません。

でも高圧コンプレッサーだけは「MAX」とは言わず

「MAX以外はダメ」って言います。

MAXが特に良いと思っておりません。

MAXであっても点検ランプが点灯するまで持つか微妙ですから。

ところがMAX以外(あえてメーカー名は言いません)は

点検ランプまで持つ可能性が極めて低く

購入者を裏切る結果となることが多いからです。

そもそも高圧コンプレッサーは日本特有のモノ。

世界的に実績がない。

高圧の発売当初は満タン30気圧で、使用量も少なかったが

今は常圧を使わない人が増えた。

さらに、最高45気圧前後まで上げるから故障率も上がるし

だいたい軽量化しすぎて、耐久性に反比例しても致し方ない。

過去記事で日立産機のリップリングのことを書いたが

最初のリップリングでも現在の使い方だと耐えられないことが判明。

リップリングはマキタも日立工機もMAXもパクった。

日立産機は建築用には力を入れないようである。

マキタのリップリングはどうも寿命が短く点検ランプ点灯よりもかなり前に

リップリングが裏返ってしまうことが多い。

日立工機も同様だったので途中で普通のピストンリングに戻したため

リップリングが裏返ることはないがシリンダの寿命が短いことには変わりはない。

MAXも同様であったが、

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独自のリップリングを採用した。

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リップリング(外した都合外周に傷がありますが無視してください)の内側に

画像右上のC型与圧バネを入れてリップリングが変形しにくいようにした。

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ただ高圧ピストンの取り付けがネジ一本のため、発売当初の六角穴付ボルトは

外せないくらいに固く締めないと外れてしまうため

交換するときはボタンボルトの中心にドリルで穴を開けて頭を飛ばし

軸をプライヤーで挟んで取るが

手間代を考えると蓋(500円)ごとプライヤーで回した方が安い。

今は六角穴付きボルトではなく締めやすく外しやすいトルクスタイプに変わったので

楽になった。

ただ常圧側のように

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ボルト2本にしてほしいな~。