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全く売れない造作用チップソー

今から30年以上前に発売された造作マルノコが出たとき、

飛ぶように売れただけでなく、それに付随して

造作用チップソーもよく売れた。

それまでは190mmの40Pが主流だった。

マルノコは刻みで使うか、造作に入ると下地しか切らないので

40Pで問題なかった。

造作マルノコが発売されるころはまだ世の中にスライドマルノコはない。

だから190x60Pの造作チップソーが良く売れた。

「もっときれいに切りたいので、もっと細かいのが欲しい」

との声で72Pも売れたが細かい造作用はこのあたりが限界。

90Pになると両側研磨と呼ばれるチップソーの刃が両面とも当たるのは

抵抗が大きすぎて刃がぶれやすいだけでなく切り屑の排出も悪いので

厚い材料は切れない。

そんなこともあって、非造作用チップソーがいつの間には底上げされて

52Pが主流になってしまった。

時代はさらに進み、主流のマルノコが電子化された。

電子マルノコは機械を軽くするだけの目的だが

それをメーカーも販売店も説明しない。

おそらく大半の方が理解できていなかったと思う。

深切も同様である。

「通常よりも厚く切れる」と言う考え方ではなく

”一回り小さいマルノコに切り替えても同じ作業ができる”

と言う言い回しの方があっていると思う。

これらのこともあり結果マルノコのパワーが低下した。

それを補うためにもチップソーの52Pからの脱却時期が来ていると思う。

昔、流行った32~40Pにした方が良いと思うのであるが

過去にマキタが充電マルノコに粗い刃を使ったがかなり批判があった。

同様にリョービの最初の145mmマルノコも40Pを使ったが

見た目に切れそうもないと52Pのチップソーに買い替える方が多い。

時は現在に移り、マキタは鮫肌を充電マルノコに付けた。

単純に「粗い!」と言わせない

「鮫肌加工だから切れる(それはありえません)」

で粗いのをボカシて、現場で粗い刃が活かされています。

皆様は、どう思われるでしょうか?