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ボード用チップソー

以前は”ボード用”と言っても使い手は石膏ボードと決めつけていましたが

売り手や作り手はパーチクルボードやフレシキブルボードなど

面材の総称を誤解されていた時もありました。

最近は、ある程度理解されてきたボード用チップソーですが

未だに大半が目の細かいものが多い。

確かに細かい方がバリが少ないし、多少刃切れが悪くなっても紙バリが少ない。

しかし、近年では速さ勝負の部分もあり粗い目が好まれますが

そのあたりの理解が作り手と売り手に乏しい。

作り手は、「どうやったら使い手が快適な作業ができるか?」

と、考えてるようには思えない。

大半が「同業メーカーのアレが売れているからウチも出そう。」

とパクリ製品が多いようにも見受けられる。

もっと「どうやったら今以上快適な作業ができるか?」

に取り組んでほしい。

 

それと石膏ボードを切るうえで、忘れてはいけないこと。

それはほとんど集塵機を使うので、ホースの中で詰まらないように

多少ブレやすくても良いから刃を薄くすること。

これは刃を粗くすることにも関係します。

同じ厚みの場合、刃が細かい方が刃先の摩擦が大きいために

熱膨張の差が出やすく刃がブレやすくなります。

刃を厚くすると、切断時の石膏の量が多いだけでなく

出てくる表面の紙の幅が広くなり集塵時にちぎれにくいため

ホースの中で腰の強い紙紐が詰まります。

そのためにも刃を薄くしなければいけません。

 

でも、もう一歩進んで集塵機の要らない集塵マルノコも

電動工具メーカーに考えてほしい。

大昔に新ダイワでB6Nと言う集塵機不要のマルノコがありました。

直角切断専用で深さも固定なのでベース面から上はすべて密閉状態。

ソーカバーの中にゴミが溜まり、蓋がワンタッチで開くので

ゴミが溜まったらゴミ箱に開けて出すだけ。

リフォームや修繕工事には必須だと思うんですが・・・。

充電式なら、もっと活用できそうです。

 

現在、スキルマンからゴミの出ないボード用マルノコ刃が発売されていますが

両アサリの刃ではなくセンターから挽き分ける刃のため

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紙屑が出ずに、裏表とも両面バリが出るので、その件を質問しても

その回答は未だに頂いておりません。