先日マキタの営業マンに
「小穴カッターを注文します。」
と言ったら通じませんでした。
一機種しかないので迷うはずはないのですが
若い営業マンの間では死語になっていたようです。
冷静に日本語で考えると細い溝なのに「小穴」と言うのはこれ如何に?
と言ったところでしょうか。
そんなところ現場に納品に伺うと「置いてある」と言われた研磨の隣に
マキタの小穴カッター(失礼!小型ミゾキリ)が置いてありました。
念のために電話で確認するとブレーキが効かないとのこと。
お義理にブレーキが効けばカーボンブラシの不良であるが
今回はお義理にも効かないのでスイッチの不良の可能性が高い。
スイッチの在庫が無かったのでマキタに注文すると補給中止とのこと。
おそらく代用できる部品があると思うが、すぐに連絡が来ないので
たまに行う裏技(分解電極研磨)で直った。
このころのマキタのブレーキ付きスイッチはなぜか6極。
正逆スイッチも6極なので、当時の営業マンは口をそろえて
「ブレーキは止まるときにモーター逆転させて止める。」(真っ赤な嘘です)
と言っていました。
ところでこの小穴カッター(年寄は譲りません)深さ調整がレバー式。
ごく一部の方は「これが良い!」と言われましたが
大半の方は締め付け不良の時、切れない刃で強引に押していると
深さ固定部分がズレて刃が突然深くなり材料をパーにしてしまい
「二度とマキタは使わん!」
と日立しか売れなくなりました。
日立は蝶ボルトで固定しますが、固定部分がテーパーになっていて
万が一締まっていない状態で使っても刃が出るとテーパー部分が厚くなるので
刃が途中で出なくなります。
現在はマキタもテーパー式になったようで、
この件につきましてはマキタが白旗を揚げたようです。