先週の大工道具の盗難事件の件ですが、
実は、その件で昨日の新聞に犯人が実名で逮捕された記事が載っていました。
でも、全く驚いておりません。
その件で捜査している刑事さんから色々と情報が入ってきておりますので
火曜日の新聞に掲載されることまで予め伺っておりました。
今回の概要は日曜日に置きっぱなしだった現場のコンプレッサーが
2台盗難されていたことが月曜日に発覚し
その件で大工さんが私のところに電話があり
「警察へ届けた方が良いかね？代わりの新品のコンプレッサーある？」
「コンプレッサーはございます。警察は届けても何もしませんが届けてください。」
とのことで犯人を捜査しない前提で盗難届を出すようにお願いしました。
担当警察は念のため指紋を取ったようですが、
あくまでも証拠を取って調書を作成しただけだと思われます。
ところが次の日想定外のことが起きました。
盗まれた大工さんから電話が、
「昨日盗られたコンプレッサーらしいものが1台見つかったので、購入履歴などの資料を調べてほしい。」
とのこと。
さらに話を伺うとコンプレッサーは月曜日にヤフオクで出品されたものが
調書によく似ただけでなく、盗まれたところの近所のリサイクルショップ。
悪く言うと完全にド素人の盗人。
でも、担当警察がこんなに動くはずがないので詳しく聞くと
捜査をしているのは別の管轄地区の刑事。
盗人を探すために近隣警察の調書や（どうも電子化しているらしい）
ヤフオクなどを閲覧して怪しい出品を探している時に偶然見つかったらしい。
リサイクルショップは警察から古物商の許可を得ているので
何を言われても言いなり。
なので、即刻出品取り下げて、商品を取り押さえ持ち主に確認し
販売履歴の確認に当店まで来店された。
さらに火曜日には現場近くの別のリサイクルショップが
ヤフオクに出品しているのを確認。
2件のリサイクルショップは盗品の可能性があるので早く処理したかったと推測される。
これは共犯とまでは言えないが人道的に行うなら
購入した時点で警察に言うべきである。
過去にもリサイクルショップが正直に申し出たために犯人が早期逮捕されたこともあった。
昨日も被害者の大工さんが来店されたので「おめでとうございます。」と言いつつ
盗まれたときの手口が不明なのが気になっている。
現場はキーボックスが掛けてあり、担当大工さんが合鍵を持っているので
いつもキーボックスを開けていないとのこと。犯行後の戸締りは問題がないことから
犯人は犯行後鍵をかけてキーボックスに入れたとしか思えない。
それが証拠に犯行直後はキーボックスの向きがいつもと違っていた。
大工さん以外の出入り業者がキーボックスを開けたまま放置したところを
犯人に読み取られたのではないかと思われるが大工さんには心当たりがないとのこと。
まあ、逮捕されたので、近日中には分かると思います。
くれぐれもキーボックスの開けっ放しが絶対に厳禁ですよ～！
