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修理取次店

同業者の中で「電動工具修理販売」とか「木工機械修理販売」と

広告されているところがあります。

「売るだけではなく修理もしますよ。」

と言う意味だと思います。

これを見た消費者は

「この店は売るだけではなく修理もするのか?」

と思いますが、ここで大きな勘違いが発生しています。

電動工具の販売店で現在請けた修理の半数以上を自店で行う販売店

せいぜい3%くらいでしょう。

半数とは行かなくても100歩譲って1割修理する販売店

1割もいないでしょう。

と言うことは「電動工具修理販売」と謳った販売店

半数以上はメーカーにお願いする修理取次店である。

ただ、それだけならまだいいですが、

当店に修理をメールで依頼される方の大半は、

「地元の販売店に修理を依頼すると『新品を買った方が良い』と言われるから出したくない。」

と言われます。

だったら「電動工具修理販売」は「電動工具修理したくない販売」である。

修理するよりも買った方がコストが安いからと言う理由があるかもしれないが

何処が悪いのか分かっていないうちに、そんな判断はできません。

故障の程度も修理金額も分からないのに買った方が安いと言う言い方は

完全に自分勝手な行動だと思います。

当店に修理依頼があると、たまに

「買った方が早いか?」

と今回の催促をされる方がみえますが、

(販売店に言われると不愉快なので先に言われるような感じ)

「まだ分解もしていないのでどこが悪いのか分かりませんから判断できません。」

とお答えします。

建築関連の方が、住宅の修理依頼されたら現場も見ずに

「立て直した方が安い。」

なんて言いますか?

依頼されたら、状態を確認して現存価値を把握して

お客様の希望の修復にいくらくらい掛かるか考えるでしょ。

「買った方が良い!」

なんて冗談でも言ってはいけないことです。

これを見ておられる方にお願いがあります。

修理依頼をして状態を把握していないのに

「買った方が良い。」

と言われたら

「それでは、他のお店に依頼します。」

と修理品を取り返してください。

普通の販売店なら態度を変えるでしょう。

「どうぞ!」

と言われたらお客様扱いをされていませんから、そのつもりでお願いします。

もしも、依頼するところが無ければ当店が相談に応じます。