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積み上げたコンプレッサー

昨日見積もり依頼されたMAXのAK1270Eが2台。

月曜日にMAXが取りに来るので忘れないように店頭に積み上げる。

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ほとんどの来店されたお客様はコメントはないが、

一人目のコメンター

「この中古いくらだ。」

「これは中古品ではありません。」

聞く耳持たず荷札を見ながら)

「いくらって書いてある?」

「それは修理品です。」

(まだ聞く耳は持たず、本体を持ちあげて)

「まあまあ軽いな。程度は良いのか?」

「修理品ですから触らないでください。」

(予定の解答ではないので理解ができない様子)

 

この業界70歳近くの方も頑張っておられますので、

このようなことはたびたびございます。

 

次のコメンターさまは若い方。

「これ良く壊れるの?」

「マキタや日立より故障は少ないですが、それでも最近故障が多いですね。」

「どこが壊れるの?」

「大抵リップリング。」

「それって何?」

「高圧側のピストンリングである時突然破れて、満タンにならなくなります。」

「へ~。」

「すぐに交換すれば、それだけで直りますが、そのまま使うとシリンダもダメになります。さらに使うとシリンダの削ったカスがクランクにも入るので高額修理になります。」

「じゃあMAXはダメなの?」

「ダメって言ったら日立やマキタの方がもっとダメです。高圧コンプレッサーは壊れる機械なので、そのつもりでお願いします。」

 

高圧が普通と思われている建築業界ですが

25気圧とか40気圧を使う工具は日本の建築だけ。

建築業界以外では使われていません。

また同じ建築でも海外では使われていません。

海外では、すべて常圧か”本来の高圧”。

建築の高圧は20~25気圧を使うのでソケットに規格を変えていますが

本来の高圧は15気圧前後でソケットは普通の常圧と同じ。

ホースはウレタンホースだと持たないので肉厚の厚いクソ重たいアローホース。

 

建築の高圧は特殊品なので壊れることを前提としてお使い願います。