今回はリョービのバンドソーの修理。
症状は動かないとのこと。
てっきり電源が入らないと思い込んで来てみましたが
モーターを手で回そうにもビクともしない。
全く動かないのでVベルトも外れないのでVベルトを緩めて外すと
ホイールは回るがモーターがビクともしないので
モーターのベアリング不良の可能性が高い。
ところがここは暗いだけでなく、カーボンブラシのキャップが下を向いているので
マイナスドライバーを入れる箇所が全く見えない。
頭を下に入れたら距離が取れないので、老眼では無理。
仕方がないので見ずに手探りで穴に突っ込んで回す。
モーターのプーリー軸を外すとギヤボックスが見えるが
その中に埋まっている+ネジは全く見えない。
これは手探りはしづらいので。モーターの外側のボルト推定ラインを予測して
+ドライバーを入れて回す。
だいたいの位置に入れたら目を瞑って手先の感で穴に突っ込むと何とか取れた。
今回の依頼者は70代で後継者もなく現役を退いている方なので
悪いベアリングのみ交換する。
見事に球受けが破損しているので動かないわけだ。
これを「タマが割れた!」と言う方がおられますが
球が割れることは、まずありえません。