昨夜のお客様との会話で
「あの大工さんネットで買ってるみたいだけど。」
「それは趣味の世界も半分入っているので本人の自由でしょう。」
「でもレーザーまでネットで買ったって?俺は考えられない。」
「逆にウチはネットで注文は入りますが。」
「はぁ~?」
「ウチは条件付きで販売しているので、」
「はぁ~?」
「入荷後精度確認して不合格の場合は再度校正のため返却して再入荷後もう一度検品して合格したものしかお客様に発送しませんから、それをご存知の方から注文が来ます。」
「それで利益あるの?」
ご心配頂きましたが、今のところ何とかなっていますが
今のところ返品事件は国内の有名なメーカーで2度ありました。
そんな折、先週某レーザーメーカーから在庫のレーザーを仕入れたんですが、
縦ラインはすべて合格で、水平の左右もバッチリでしたが
水平の5m先で1mm以上下がっている。(取説表記は10mで1mm)
即刻、返品して戻ってきたのを測るとギリギリ10mで1mmをクリア。
本来ならユーザー様は精度ギリギリは買いたくないでしょうけれど
これでは再修理する理由にはならないし
精度を合わせる立場としては10mで1mmに合わせるのは至難の業。
また、これくらい合っていれば、使用上問題ないとのことで妥協する。
さらに同じものを1台追加するとまた水平5m先で1mm強下がっている。
ここまでくると、責任者出てこい!と言わんばかりに電話する。
「すみません。レーザーの検査される方にお電話代われますか?」
「申し訳ございません。検査の者は電話に出ないことになっています。」
「でしたら、検査の方に伝えてください。レーザーの検査はテレビモニターで確認していますよね?」
「そうです。」
「おそらく、その先のターゲットの位置が合っていないと思いますので、そのターゲットを再調整してください。」
と言いながら、今回の不良品を送ると、すぐに返ってきた。
もう一度検査するが、また5mで1mm下がっている。
もう一度電話する。
「ターゲットの検査の件、話しましたか?」
「はい、話してみます。」(まだ話をしていないかったのか?)
もう一度再修理を依頼すると返却されたものはバッチリ合っていた。
縦の傾きと水平左右の傾きは分かりやすいですが
水平前後の傾きはターゲットを信用するのみですから
定期的に検査をしていると思いますが、その検査は1週間に1回くらいしないと。