昨日は、午後から依頼の日立工機固定定盤自動鉋盤P170Fの修理に伺う。
症状は、回転中の異音。
依頼者からはディスクブレーキが悪いのではないかとの打診を頂いたが
とりあえず、主軸のベアリングがガラガラ言うので
まずそれを交換する。
上の蓋を開けて主軸に付いているチップブレーカーとプレッシャーバーを
セットしたまま真上に垂直に引き抜かないと外れないので
電動チェンブロックで吊り上げる。
この時の外す部分が、どう見ても自分の体重よりも重いので
人力だと一人では抜けない。
今回は電動チェンブロック様様であった。
この間、依頼者の親子大工の二人でプラン図面を広げて仲良く相談している。
聞こえてくる内容から、今回の依頼した大工さんが書いたプランではなく
別の方のプランに対して、どう対処するかの相談を親子でしていた。
息子さんはお施主様から図面の理由を色々伺ってきたようで
お父さんに相談確認をしている模様。
図面の内容からある程度の方向性も感じられるようであるが
仕事をする者は、与えられた依頼内容から限られた条件の中で
少しでも依頼者にとってお得になる方法を提案したうえで了解を頂き
それを適格に処理することが大切なことは、どの仕事でも共通すること。
と言うことで今回の修理も全部分解して悪いところを探してから・・・
なんて手間を掛けずに寿命の来ているベアリングを先の交換して
試運転して、まだ少し金属音があるので、ブレーキのスライド部分に注油して
テンショナの回転部分に注油したら金属音が消えた。
今回は出張費・部品代・税込みで13000円。
この程度なら大した金額ではないと思うんですが、如何でしょうか?