昨日、最近では珍しいマルノコスタンドの注文が入りました。
挽き割りに1台あると便利ですが、最近は平行定規の品質も良くなりましたので
あまり出番がなくなりました。
刃がむき出しなので気持ちが悪いと言われる方が見えますが
それは法的に間違った使い方である。
本来は上の画像の安全カバーを付けて切断部分以外をすべて覆うことと
割り矢と刃物の隙間を詰めて指が入らないようにして使わなければいけない。
でも、現実としてこれを守って使われる方はほとんどいない。
決してカバー無しを推奨するわけではないが、
特に割り矢は使えないと言われます。
理由はアテ材(挽いた部分が開かずに狭くなる材料)を挽くと
挽いた部分が割り矢を真剣白刃取りしてしまうために全く使えない。
法はこのことなど微塵にも考えていないので、
使用者が自己責任で対策せざるを得ない。
以前にも説明したが平行定規は伸ばさないこと。
伸ばすと挽いて開いた面が刃を押さえてしまうために
最悪キックバックを起こし材料が手前に飛んでくることがあります。同様に刃物をギリギリで引っ込めて挽く方が多いですが
これもキックバックの原因になります。
切断抵抗が大きく乗り上げやすいので、できれば刃を多めに出して接触抵抗を減らし
乗り上げにくくすると刃物付近に手を押さえずに挽けるので安全且つ軽く挽けます。
あと、もう一つ怖いこと。
手前木口が斜めに割れた材料。
挽き終わりに挽いた切れ端が矢になって手前に飛んでくることがあります。
これも刃をたくさん出すことによって回避できますが、刃の上に何かが乗れば
即刻、刃物が乗ったものを使用者側に飛ばします。
使用者は必ず刃物の手前延長上には立たないでください。
墨を狙う時は電源の入っていない時限定で刃が回ったら墨は狙わないでください。