昨日の竹寺さまのコメントの中で京セラの防塵マルノコの機能について
問い合わせがありました。
元々、面取りカッターを付ける目的の機能なんですが、
あまり使われていないのが現状で面取りカッターを付けた場合
チップソーの外径が125mmに対して面取りカッターの外径が95mm。
ですから刃を20mm以上出すと面が取れ、それ以下にすると面がなくなります。
ところが最近は下板を切りたくないとか
ボードを重ねたまま切りたいとのことで寸止め(ボードの下面ギリギリ)で
切られた方が結構見えるようで、面取りカッターを付けると
ボード下から刃が1cm出るのであまり実用的でないようです。
それよりもこの中間で止める機能を寸止め位置で合わせると
これが評判を呼んでいます。
これが記憶目盛。この記憶に合わせると前後4mmの2種類の刃の出が記憶できます。
ですので、上の画像の場合12.5mmに合わせてありますので
刃の出がひっこめた時12.5mmで出した時が16.5mm
この位置は任意で変えられますので上の位置で固定すると
引っ込めて10mmで出して14mm。
これだと9.5mmと12.5mmがチャンポンで切れます。
その上の赤いレバーで深さを固定し、左の黒いレバーを下げると
記憶目盛はそのままでベースが深さ0mm~35mmまでフリーで変えられるので
特に記憶目盛を変える必要がありません。
この使い方に関しては、説明書にもカタログにも記載されていません。
京セラのデキル営業マンは知っているので営業トークに使っていますが
この機種を使ったことがない方は理解しずらいでしょう。