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下地センサーの原理

シンワから新しい下地センサーが発売されましたが


【シンワ測定】下地センサー Basic+/Pro/Pro+ プロモーション用動画

正しい使い方で説明はされていますが

それを見る方は間違った解釈をされる方が多く

「これ買ったけど全然使えん!」

と言われる方も少なくありません。

使えない理由は、説明書をしっかり読まずに適当に使うからでしょう。

山真のリアルプロなら何も考えなくても使えますが

今回のシンワのような下地センサーは原理を理解しないと使いづらいでしょう。

 

そもそも今回のような下地センサーは下地に対して反応するわけですが

それは、あくまでも比較対象があっての話。

その比較対象と言うのはスイッチを入れたときにセンサーが拾った下地密度に対して

移動後下地密度が上がると反応するので、今回の動画のように映ります。

 

もしスイッチを空中で入れると?

壁に当てた時点に下地があろうがなかろうが、スイッチを入れたところよりも

物体の密度が高いので壁に当たった時点で下地ありの反応が起きます。

ですから、そのためにスイッチは壁に密着してから入れます。

 

もし下地のあるところからスタートしたら?

下地センサーをスライドさせると下地密度が薄くなるため

どこまで行っても何も起きないか、エラー表示が出ます。

エラーが出たり、反応がない時は最初に当てたところが下地がある場合が多いので

その位置から少し外れたところからスタートさせましょう。

 

横胴縁の場合は?

当然上下に動かしますが本体にセンサーが本体のセンターライン上にあるため

上下移動するときは本体を90度(右手の場合は時計と反対周りに)回して使います。

 

下地が縦か横か分からない時は?

それを調べることができるものが下地センサーです。

感度が良すぎると胴縁があってもその奥の間柱や管柱で反応します。

そのあたりの特徴を理解してお使いください。

 

石膏ボードではなくコンパネが貼ってあるときは下地センサーは機能しないことが多いですが、この場合は調べなくても特に問題ないでしょう。

トタンの下地は鉄の密度だけでセンサーが腹いっぱいになるので

その下の下地密度は測れません。

 

でも今のボードビスの下地はネオジム磁石が一番でしょう。