HiKOKIのビス打ち機WF4HSが発売されてから好評に売れている陰で
その小型機であるWF3Hは全く仕様変更されていません。
WF4HSよりも小型で軽いのは良いんですが
ハウジングが同じため頭の部分だけが小さく短くなっているためバランスが悪い。
価格も定価では安くなっているがまとめて仕入れないので
当店価格はWF4HSよりも値引き率が低いので実売価格もあまり変わらない。
でもそのあたりは、あまり問題ではありません。
問題なのは故障の時。
小さい分故障率も高いんですが、この機種特有の奇怪な症状があります。
それはこの機種の一番の消耗品であるピストンB。
これはビスを半分打ち込むときの大きいピストン。
アルミ製で出来ており、回転時に底部(画像左端)は高速に擦れるため
ある程度使うと摩耗する。
度が過ぎるとOリングの溝まで減ってOリングが外れる。
だから、その前に替えるんですが、替えるときつくてシリンダに入ることは入りますが
〇〇痙攣を起こしたようにピストンBが抜けなくなります。
そうなるとビスは打ち込めますが重くてリターンができず次が空打ち。
昨日の修理の時も、そうなったのでOリングをあえて摩耗したものに交換するが
それでもきつくて抜けない。
しからば、もっと柔らかいOリングにしたら
今度が動きが良すぎてピストンが落ちてきてしまった。
もう一度新品のOリングに戻すとなぜか正常になった。
シリンダ内面に硬い油膜でも残っていたのか?
機械だけに奇怪な現象である。