本日が連休の最終日。
連休中の話を書いても面白くないので、雑談でも書いてみます。
・タップの下穴は”外径-ピッチ”
これは、あくまでも噂ですが実際に当てはめてみるとほぼ合っています。
M4x0.7の下穴は3.3mm
M5x0.8の下穴は4.2mm
M6x1の下穴は5mm
M8x1.25の下穴は6.8mm
どうしてこうなるか、以前計算しました。
ネジ山の断面が正三角形でタップを切るときのバリの逃げを計算すると
偶然この数値になるようです。
暇な方は、計算してみてください。
・ディスクグラインダーの呼称は”サンダー”
サンダーと言えば砂で磨く道具のこと。
グラインダーの砥粒も砂の一種と言えば否定できないですが
工具メーカーは砥石を使うとグラインダーで
布や紙に砥粒を付けたものを使うとサンダー。
だからディスクグラインダーはサンダーではない。
DIYの業界ではサンダーと区別するためにベビ-サンダーと言う名前を使っているが
これも間違いである。
でも、全国的にディスクグラインダーと言うよりサンダーの方が通じる。
この件で、有効な文面が見つかっていないが
戦前の時代からあったディスクグラインダーは満足な教育を受けられなかった
工員さん方には言いずらい名前である。
特に工場で作業される場合、工場には必ず両頭グラインダーがあるが
両頭グラインダーなんていう方は、まずいない。
ほぼ全員”グラインダー”と言います。
ディスクグラインダーは砥石が付いている時の名称であり
ラバーパットにサンディングディスクを付けると”ディスクサンダー”になります。
戦前の工員さんに”ディ”の発音は大変です。
(父は「デーラーでジーゼルを買う」と死ぬまで言っていましたから。)
そのため、略してサンダーと言ったのが未だに残っているではないかと推測します。
・ボルトの2分・3分・4分は分母を8にしたときの分子
建築業界の方なら「はぁ?」っと、なりそうですが
尺貫法の分からない現在70歳以下の建築関連以外の方々には
「分(ぶ)」が理解できません。
特にインチボルトの表記には2分とか3分の表記はなく、
必ず「W1/4」「W3/8」と書かれています。
これだとますます分かりづらいですので、その昔尺貫法の分からない部下に
「分母を8にすると分子が分(ぶ)だ!」
W1/4(2分)なら2/8
W3/8(3分)はそのまま3/8
W1/2(4分)なら4/8
と教えたまでは良いですが、建築業界以外のところでインチボルトを使うと
これが、本来の意味だと勘違いしている方が多い。
業界違いの方がこんな話をされたら、言ってあげてください。
ちなみに先日まで知らなかったんですが分(ぶ)は長さの単位だと思っていたんですが
違うようでした。
丈・間・尺・寸は長さの単位だったようですが
分はあくまでも寸の1/10で厘は1/100と言う意味らしいです。
これは割合と同じらしいです。