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先週の解答(ゆうパックで送れない箱)

最近は時々「暑い!」と言われる日が多くなってきましたが

それも、そのはず、明日から衣替えと言われる6月になります。

まだまだ本格的に暑くなっておりませんが、

この時期の暑さは7~8月の暑さよりも体ができていないので

気温以上に体に応えます。

今の時期の暑さを甘く見ないでください。

ちなみに空調服や冷蔵庫の売り込みではありませんが

本格的に暑くなると完売するというのが

大方の予測となっております。

それでは先週の解答を致します。

先週の問題はゆうパックで送るときに使えない箱の問題でした。

下記の商品の段ボールの中で

ゆうパック発送に使っても

引っかからないものは何でしょう。

 

A:木工ボンド

B:エアコンプレッサー

C:高圧釘打機

D:充電インパクトドライバ

航空便で問題があるのは荷物格納庫に気圧の調整がないこと。

上空10kmくらいの高さになると気温はマイナス50度で気圧が1/4になり

水の沸点66度まで下がります。

この条件で荷物格納庫であるものは、何が起こるかを考えなくてはいけません。

木工ボンドはマイナス50度になるため凍るだけなんですが、

郵便局員は水性の木工ボンドと溶剤系のボンドの区分けが付きません。

そのため溶剤(シンナー)は沸点が下がって

荷物格納庫内でシンナーガスが充満する恐れがあるので

陸路(トラック便または船便)指定になります。

 

エアコンプレッサーも特に問題はないはずなんですが

外気の気圧が1/4になるとタンクの圧力が0.75気圧上がります。

実際には、それくらい上がっても特に問題はないんですが

何が起こるか分からないと言う意味不明の理由で陸路になります。

 

充電インパクトドライバーは現在リチウムイオン電池を使っています。

その中にあるアルコールは沸点が120度らしいですが

上空10000mだとかなり沸点が下がります。

(実際は温度も下がるのでそれほど下がらないはずですが)

電池には着火機能もありますから飛行機でも携帯電話を携帯すればOKですが

荷物格納庫に入れるとNGのようです。

 

最後に高圧釘打機ですが、これはコンプレッサーがなければ危険性はないのでOKです。

逆に充電式のピンタッカはNGになります。

もちろんガス銃もNGです。

 

と言うことで正解はCの高圧釘打機でした。