京セラの防塵マルノコが順調に売れていますが、売れているのは当店だけで
他の販売店はマキタばかりでたまにHiKOKIのような感じである。
京セラの防塵マルノコがどうして売れているか?
これはメーカーも理解できていないし「どうして売れるの?とも聞いてこない。
それどころがベースの精度云々なんて話を公開しないでほしいと言われるくらいである。
ベースの精度については平行度のことではなく、平面度の問題。
これはどこのメーカーもあることだから特に京セラが悪いと言っているわけではない。
クレームをつけるよりも自分で治した方が早くて間違いないので黙って直しています。
それではこの京セラの防塵マルノコはマキタとどこが違うのか?
それは面取り機能があるかないかというところが一番違う。
しかし、最近別売りの面取りカッターなんて売ったことがない。
結局、市場ではあまりお呼びでは、ないようである。
それでは、何が良くて売れるのか?
1.通常のマルノコのような逆傾斜機能がある。
入隅の後入れの時に墨残しで切ることにより着きが良くなる。
2.モーターが傾けてあるのでバランスがいい。
これも電子マルノコの良いところをそのまま採用している。
3.集塵ホースの取り付けが京セラ集塵機用ではなく、一番で回っているマキタ用にしてある。
ちなみに京セラの集塵機ユーザーのために京セラ用のアダプタも付属しています。
でも、この程度の内容だとどこかの動画の営業トークレベルなので
大きな売れる要因には至らない。
一番売れる理由は別にあります。
それは集塵マルノコ唯一の深さメモリ機能付きと言うこと。しかも2段式。
赤いレバーを緩めた時、
今の位置だと刃を引っ込めた時、刃の出が10mmで出した時は14mm。
もちろん解除レバーを上げると刃が全開に出るが、そのまま刃を引っ込めるとまた10mmで、そこから刃を出すと14mm。
これを聞いたら大工さんならピンと来るはずですが、ピンと来ないのが普通の営業マン。
だから、営業トークに使わないし、改良しなければいけないのに改良しない。
石膏ボードの厚みは9.5mmと12.5mmと15mmだから4mm違いではなく3mm違いがベスト。
簡単に改造ができないか?チェックしてみる。
深さを決めるリンクに欠き込みがあり遊びが8mmあるので
遊びを逆にすると8mm移動する。
ちょうど、この位置が125mmのチップソーの外周位置なので
カットする刃先がその中央なので深さが8mmの半分の4mm変わる構造。
だから欠き込む部分を2mm狭くするか、掛かる金具を2mm厚くすればOKである。
後からの改造をするなら金具を2mm溶接増しするくらいしか方法はなさそうである。
金具の材質が不明なので、早速営業担当に話をする。
今後の対策になるかどうかは不明ですが、
面取りカッターを付けた場合の最大面取り量が現行では3mmになっていますが
今回の深さの差を3mmにすると最大面取り量が2.5mmくらいに減るが
大工さんにとっては許容範囲だと思いますがいかがでしょうか?