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直角二面鉋のチェックポイント

本日、直角二面鉋盤の件で再度打ち合わせに行きます。

直角二面の選定をするにあたり、

使ったことのある方ならある程度の理解を頂けていますが、

今回は未使用者のようなので、理解していただいたうえで選定いただきます。

そこでチェックポイント!

1.能力

いわゆる鉋の幅であります。

縦軸は通し柱を使うと高めのものが必要ですが、今回は最大で4寸と言うことなので

特に問題なし。

確認しなければいけないのは下軸の幅。

加工する材料が300mm程度しかなくても直角二面は手押しとしても利用します。

その際、送り機で木取る前に、捻じれや反りが大きすぎると、

ひと手間かけてから削りたい方が多い。

そのため、刃幅が300mmだと送り機の外側に出ている下軸刃物の量が2~3寸しかない。

刃幅が400mmになると5寸以上開いているので手前を手押しとして使い

奥を直角二面として使える。

 

2.退避機能

退避機能には3種類ある

A:送り機退避 フルに手押しとして使う場合送り機が邪魔なので、送り機を奥に退避させてフルオープンにできる機能

B:下軸退避 直角二面として使う際、常に下軸の一番奥しかつかわないため

手前の刃物が使いきれません。

下軸が奥に移動できる退避機能があれば、刃物全体が有効に使えます。」

C:縦軸退避 特に縦軸は上の方が使いきれません。上の部分を使うために縦軸を下に退避させる機能があれば刃物を有効に使えます。

 

3.追従機能

反りの大きい材料や分ムラのある材料でも快適に送るため材料の高さが変わるとそれに応じて削りながら送り機が上下する機能。

鴨居など特に潰して削りたい場合送り機が上がらないように追従キャンセル機能が付いた機種もあります。

 

4.エンシンブロック

特に縦軸は刃物交換がやりづらいので、ワンタッチで使い捨ての刃物に交換できるブロック。近年の直角二面では縦軸がほとんどエンシンブロック。

下軸でも便利だがコストが掛かるので悩むところである。

 

5.オートリターン

造作材ならあまり必要がないが、重い材料を少しづつ木取る際、材料を戻す際に便利。

もちろん選択式なので必要に応じて使う。

 

これを踏まえて営業に言ってきます!