PVアクセスランキング にほんブログ村

先端傾き角

先日のIwood”いあい斬り”の刃先の角度の件で営業から回答がありました。

f:id:toshikane:20211119224636j:plain

頂いた回答は

「企業秘密のため、申し上げられません。」

とのこと。

こんなことは研磨機に当てれば一発で分かる事なので

自分で確認することに。

調べる方法は簡単。

研磨機の角度を5度刻みで先端角を当ててぴったり合う位置を探すだけ。

すると予想していた15度ではなく25度だった。

f:id:toshikane:20211123175010g:plain

今回の角度と言うのは先端傾き角のことである。

一般のチップソーはだいたい10度くらい。

平刃が入っていると平刃との差が大きい方が切断効率が良いので

どちらかと言えば角度が大きい方が軽く切れることになるが

それほど、大きな違いに出るとは思えない。

ちなみに当店の研磨機は35度まで傾斜できるが125mmの刃だと25度だと

刃先までダイヤモンドホイールが届かないので研げない。

同様の理由で25度でも研磨屋さんが研げない可能性があります。

ちなみに鮫肌が25度で黒鯱が30度だって言う噂が流れていますが

こちらで確認する限り、125mmのチップソーの場合

黒鯱30度で鮫肌は45度でした。

ここまで来ると、同一角度の再研磨は無理です。

再研磨する場合は先端傾き角を15度くらいにして

研ぎ面の先端だけ研磨しかできないと思います。

それ以前の問題として45度のチップが切れなくなるまで使ったら

刃先が修復できないほど傷んでいると思われます。

ですから、先端傾き角の大きいチップソーは、

安く買って使い捨てが正解だと思います。