先日のIwood”いあい斬り”の刃先の角度の件で営業から回答がありました。
頂いた回答は
「企業秘密のため、申し上げられません。」
とのこと。
こんなことは研磨機に当てれば一発で分かる事なので
自分で確認することに。
調べる方法は簡単。
研磨機の角度を5度刻みで先端角を当ててぴったり合う位置を探すだけ。
すると予想していた15度ではなく25度だった。
今回の角度と言うのは先端傾き角のことである。
一般のチップソーはだいたい10度くらい。
平刃が入っていると平刃との差が大きい方が切断効率が良いので
どちらかと言えば角度が大きい方が軽く切れることになるが
それほど、大きな違いに出るとは思えない。
ちなみに当店の研磨機は35度まで傾斜できるが125mmの刃だと25度だと
刃先までダイヤモンドホイールが届かないので研げない。
同様の理由で25度でも研磨屋さんが研げない可能性があります。
ちなみに鮫肌が25度で黒鯱が30度だって言う噂が流れていますが
こちらで確認する限り、125mmのチップソーの場合
黒鯱30度で鮫肌は45度でした。
ここまで来ると、同一角度の再研磨は無理です。
再研磨する場合は先端傾き角を15度くらいにして
研ぎ面の先端だけ研磨しかできないと思います。
それ以前の問題として45度のチップが切れなくなるまで使ったら
刃先が修復できないほど傷んでいると思われます。
ですから、先端傾き角の大きいチップソーは、
安く買って使い捨てが正解だと思います。