PVアクセスランキング にほんブログ村

経年劣化の結末

昨日も遠方から修理が二題。

1題目は、MAXの常圧ピンネイラ

f:id:toshikane:20220404231806j:plain

症状は空打ちするとのこと。

こんな時はリターン不良の原因が多い。

そんな時はピストンが重いかリターンエアが抜けている。

ピストンを確認すると抜け方は適度な軽さなので中が怪しい。

f:id:toshikane:20220404232022j:plain

初老のオッサンにはこの奥は見えない。

f:id:toshikane:20220404232134j:plain

バンパは完全に逝ってしまっている。

f:id:toshikane:20220404232222j:plain

さらにピストンリング

f:id:toshikane:20220404232252j:plain

OリングがDリングになっていますので要交換。

発注しようと思ったら、5年以上前に補給中止。残念!

 

もう一題は日立の仕上釘打機(”フィニッシュ”はMAXの登録商標なので使えません)。

こちらも空打ちするとのこと。

試し打ちすると百発百中。こういう時は所有者に詳細を伺う。

たくさん話をするとニュアンスである程度雰囲気が分かるので、

それに基づいて確認する。

するとバンパの表側は異常がなかったが

f:id:toshikane:20220404232752j:plain

裏の一部が欠けている。さらに

f:id:toshikane:20220404232908j:plain

その下のノズル外周も欠けている。これだとリターンのエアが下に抜けるので

リターン不良を起こしやすいことが考えられる。

早速部品を発注するとこれも5年くらい前に部位品補給中止。

しかし、オンライン上では工場在庫が残っているようなので部品をFAXで発注。

稀に後から「部品がございません。」と言われることもありますが

あることを願って本日は終了。

同業者の中には「部品補給中止」を願う方も見えるようですが  

そんな販売店には容赦はしないでほしいです。