昨日も遠方から修理が二題。
1題目は、MAXの常圧ピンネイラ。
症状は空打ちするとのこと。
こんな時はリターン不良の原因が多い。
そんな時はピストンが重いかリターンエアが抜けている。
ピストンを確認すると抜け方は適度な軽さなので中が怪しい。
初老のオッサンにはこの奥は見えない。
バンパは完全に逝ってしまっている。
さらにピストンリングも
OリングがDリングになっていますので要交換。
発注しようと思ったら、5年以上前に補給中止。残念!
もう一題は日立の仕上釘打機(”フィニッシュ”はMAXの登録商標なので使えません)。
こちらも空打ちするとのこと。
試し打ちすると百発百中。こういう時は所有者に詳細を伺う。
たくさん話をするとニュアンスである程度雰囲気が分かるので、
それに基づいて確認する。
するとバンパの表側は異常がなかったが
裏の一部が欠けている。さらに
その下のノズル外周も欠けている。これだとリターンのエアが下に抜けるので
リターン不良を起こしやすいことが考えられる。
早速部品を発注するとこれも5年くらい前に部位品補給中止。
しかし、オンライン上では工場在庫が残っているようなので部品をFAXで発注。
稀に後から「部品がございません。」と言われることもありますが
あることを願って本日は終了。
同業者の中には「部品補給中止」を願う方も見えるようですが
そんな販売店には容赦はしないでほしいです。