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すぐに外れるチェンソー

昨日は、機械の処分に伺いました。

使えない溝切とコンプレッサーを引き取って

同じく使えないほぞ取りを引き取るんですが鉄骨倉庫の2階にあるんですが

三相の電源が切ってあるため目の前にある電動チェンブロックが使いないので

電動チェンブロックに手巻きのチェンブロックを直列に付けて下ろそうと思いましたが

普通のチェンブロックは揚程が2.5mしかないので下ろせず

面倒だけど縦に2台連結して揚程3m以上ある1階まで下ろす。

それと伴鉄工の金属用の横切り盤が売れないかと話がありましたが

鉄工用は分からないので倒産した伴鉄工の元営業マンに電話すると

「今は全く使わんので売れんよ。それどころか相棒が死んじゃったので俺も今年いっぱいでやめる。」

最近は倒産やら亡くなったやら、そんな話が多い。

この電話の方も以前はいくつになっても元気なうちは働くと言われてましたが

もうじき80歳くらいと思われます。

ここらが潮時でしょうか?

依頼機械も鉄くずとして生まれ変わった方が良いでしょう。

 

もう一つチェンソーの刃がすぐに外れるから見てくれとのことで

これは持ち帰ってから確認する。

刃を固定して試運転すると確かに緩みます。

緩んでからさらに張って試運転するとまた緩みます。

もう一度張って試運転すると今度は緩みません。

これはおそらくチェンのヒンジの摩耗だと思われます。

刃先をよく見ると摩耗が半端ない。

依頼者に聞いてみると

「連れに研いでもらったので切れないはずがない。」

と言われますが普通の研磨の場合

赤い部分が摩耗するので青いラインまで研げば切れます。

でも今回のチェン刃は

地球か石でも切ったと思われますが摩耗が半端ない。

上温図の赤ライン上のように切断面と平行になってしまっている。

やすりで研ぐ方は刃先が付くように水色ラインで研いだつもりかもしれませんが

これだと刃先が食い込まないので切れず、刃の負担が大きいために

モーターやチェンヒンジやスプロケットなどに負担がかかる。

そのため当店では緑のラインまで研ぎます。

これはやすりで研げる領域ではありませんので研ぎ屋さんにお願いしてください。

今回はヒンジのダメージが大きいので研がずに刃物を新品にします。