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開発途上の充電タッカ

昨日、お客様がメーカー修理依頼用に店頭の足音に置いてあったタッカーを見て

何か言われたようであったが返す番頭が

「充電タッカーは開発途上!」

と一言。

充電タッカーはどこも方式がほぼ同じ。

待機時はピストンが出た状態で、引き金を引くとモーターを回してバネを縮めながら

ドライバ(ステープルを打つ部分)を持ち上げ、

一番上に上がるとステープルを送り、カムが外れてドライバがステープルを打ち込む。

丁度いいところでモーターを止めるため

ドライバの上限と下限にリミットスイッチが付いている。

強い衝撃が当たるので、リミットスイッチの故障率が高い。

スプリングも結構強いので本体のひずみも出やすいかもしれない。

打ち込む衝撃も故障率が上がる要因かもしれない。

いずれにしても結果論として使用量や普及率からしても故障率が高い。

機械は故障せずに使えて当たり前の道具である。

ここまで故障率が高いと予備機を持たないと辛いと思われます。

さらに強いスプリングが入っている機種なので

分解するときに暴発してケガをする可能性もあり

ユーザー様や販売店の修理は推奨していない。

さらに組み立てる際にピストンの入れる位置が決まっているものもあるので

下手に組むと故障する場合もある。

以前も話をしましたが、機械の故障率は部品点数に比例するとも言われます。

複雑怪奇と言われるまで行かないとしてもかなり複雑である。

その昔充電式ではなく100V式のタッカがあった。

定価で10000円を切っており使い捨てでも納得できる価格であった。

安い理由はモーターを使っていないこと。

方式はガンタッカと同じ方式のマガジンに打ち込み部は

ACソレノイドと飛ばれる電磁石で打ち込むだけのごく簡単な構造。

安くて軽いので、この方式に36V電池をつけたらかなり売れると思うのは

私だけでしょうか?