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歴史を遡る

今回は本業と関係ない話である。

先月小学校で総会の連荘があった。

1件目は校区内の町内会長を集めて地域でのイベントを行う団体の総会。

2件目はほぼ同じメンバーでこの小学校で優秀な成果を上げた児童を表彰する団体の総会。

1件目はスムーズに行われましたが

2件目は学校側に事務処理がおかしいと複数の町内会長からダメ出しを頂く。

ただ2件目に関しては、うろ覚えだったんですが

かなり前の町内会長会のお願いで長い間開催され続けている表彰であり

本来なら町内会長会が事務処理を行うべきところを学校に一任されている。

その財源は各町内会から一世帯当たり100円を徴収して運営されている。

と言うことは町内会長側が「お金を出すから後は頼む」と言う形式なので

少々事務処理に問題があっても町内会長が学校にツッコむべきではないと思う。

この総会終了直後にその話を校長先生にお話しするが

この件を知る者は誰もいない。

来週、同じメンバーで会議があるので、この件の経緯を調べることにした。

最初に14年前の一緒に贈呈式に出席した校区町内会長代表に電話をするが

その会があったことすら覚えていないのでその2年前の代表に聞いてくれとのこと。

そこは近所なので直接伺うと会の存在は知っているがいつ始まったものか

全く分からないので、別の方を紹介いただく。

時間が遅いので次に日にして、今度は20年近く前のPTA会長に電話をするが

同じく全く記憶がないとのこと。

さらにその前に2年間行っていた方も同様だった。

さらにその5年前のPTA会長に伺うと「そんなものはやってない!」

ここまで手掛かり全くなし。

 

翌日、前日に紹介された小学校との兼ね合いが一番長い方の家に伺う。

御年89歳の方であるが会話もしっかりしておられるし

現在も地域のお務めをされている方であるが「分からない!」とのこと。

ひょっとしてと思い学校側にも確認願いをする。

1日経過しても回答が頂けないので14年前にその話を頂いた元教頭に電話をすると

「あまり覚えていないけど3階の倉庫に履歴の書類があるから教頭に言えば必ず回答をもらえるよ。」

とのことで現在の教頭に電話をすると

「それを今確認しているんですが会が発足したのが昭和60年で初めての表彰が平成5年で、その時の代表がIさんとなっていますが、どこの方か分かりません。」

でもそのIさんに心当たりがあるので

「多分、そのIさんはあの方のお父さんを思われますので電話してみます。」

あの方と言うのはウチの町内会の現班長さん。

すぐに電話をすると奥さんが出られましたので

「お世話になります。つかぬことをお伺いしますが〇〇〇 〇〇〇さんと言う方に心当たりはございませんか?」

「それウチの主人のお父さんです。」

「実は小学校の児童の表彰が始まった時のことを調べているんですが。」

「それお父さんが代表の時のことですね。」

灯台下暗しでした。

折り返し教頭先生に電話すると総会の冊子に経緯を書き加えていただけるとのこと。

14年前の元教頭先生にもお礼の電話をして一件落着。

いつもウチのお寺さんが言っています。

「葬儀にしろ法事にしろ、すべてそれぞれの意味があります。行う以上は、その意味を知ったうえで行ってください。」とのこと。

会合などのイベントは何となく行うのではなく、意味を考えて行うと有意義になると思います。