先週末電話で
「ピン工法の手加工に行くんですがドリフトピン穴を垂直を開けるのに何かいいものがありますか?」
「ドリフトピンの穴は垂直に開けるだけでなく2~3本ある穴の位置が正確でないとドリフトピンが打てないので垂直だけの問題ではないですよ。」
金具工法のドリフトピンの穴開け機は位置決めをNCで行っているので
図面通りの位置で正確に開けますが開ける対象が集成材なので
いくら機械が正確に位置決めしてもドリルの刃先が柔らかい方に逃げるため
真っすぐには開きません。
そのためドリルの刃は木工ドリルの刃より曲がりにくい鉄工ドリルを使います。
それともう一つある方法で曲がらない工夫がされています。
話を戻しますが今回の電話の方は
HiKOKIの垂直スタンドでどうですかとの回答にスマホで確認して
「これなら今回の仕事で使えなくても土台の穴開けで使えるので注文してください。」
とのこと。
昨日も同様に
「正確に垂直に開けるものってないですか?」
「何を開けますか?」
「7mmの穴を4か所で深さが20cmくらい。」
「それだと予算が開けられませんね。」
昔、手加工の金具工法で行った方法を説明する。
まず木取った2寸板を用意し、ボール盤で7mmの穴を垂直に抜く。
その板を開けたい対処物に穴位置を合わせて万力で固定する。
そして、その穴から電気ドリルで穴を開ける。
しかしこの方法でも年輪をかすめると穴が曲がるのでそのあたりのご理解が必要である。
とりあえず、今回は実演をしませんがこれで終了。」
ところで金具工法のドリフトピンの穴が曲がらないNC加工機で
工夫した方法を説明していませんでしたが今回の問題とします。
問題:ドリフトピン穴加工機で鉄工ドリルを使用し、より穴が曲がらないためにある工夫をしています。
その工夫とは一体何でしょう?
ちなみに開ける穴は13mmで深さは105mmか120mmです。
解答は、適当に入れます。